※ Last Updated:07/05/2021
🦋HOME🦋 > Financial >【保存版】金融がわかる書籍からお金のはなしをしよう
–外資金融×投資家からのメッセージ–
20代で多動し、現在は会社員・投資家・実業家のいくつもの顔を持つ。
人生120年時代においてあらゆる働き方ができるようになるために、社会人になって最初に読んだ本を紹介。
Butterfly Worldのノウリです。
「お金って普段使っているけど、いざ考えると複雑…」
「お金についての知識を増やしたいな…」
「お金を増やすために仕組みを知りたいな…」
今すぐではないけれど、お金について今一度考えてみたいと考えている人へ向けて、外資金融の経歴と投資家をしている観点から読みやすい書籍を紹介します。
これから紹介するのは、金融リテラシーを勉強するという形ではなく手軽に高めたい、楽しんで読みたいという方向けへのおすすめです。
また、他のサイトを見ていると10冊近く紹介していたり、中には「お金のはなし」ではあるけど起業の本にすり替わっていたりするので、本記事では「お金のはなし」の本5冊に絞って迷わないように紹介します。
Agenda
・【悲報】お金の実態:お金自体に価値はないはなし
・「お金のはなし」おすすめの本を紹介
・余談:まとめて安く読める方法
勉強しようと思わなくていいです。難しく考えなくてもいいです。
「そうだったんだ!」と楽しめるように厳選しました。
【悲報】お金の実態:お金自体に価値はないはなし
書籍の紹介の前に、金融のことをずっと考えてきて出た結論の小話をします。いらないって人は書籍の紹介までコチラから飛んじゃってください。
“お金持ちになりたい”が目的なのは疑問だと思うこと
まず、お金の成り立ちですが、そもそも昔は「お金」なんて無かったのは知っていると思います。それが今やお金持ちになりたい、お金儲けをしたいという人が多いのはあの時代の人からしてみれば考えられない状況です。
お金のない時代の我々は物々交換をしていました。
Aさんが人参を持っており、Bさんが米を持っており、お互いの希望が一致したら交換します。そうやってみんなで交換し合いながら生活をしてきました。
それがある時、一方は交換したいけど、一方は足りてるから交換が必要ない状況という交換者同士のミスマッチが起きてきます。特に作物は早く交換しないと腐っていってしまいます。
そこで考え出したのが「お金」という存在です。最も、当時は石ですが。
それが非常に良いシステムだと認知され、石⇒コイン⇒紙となっていきます。
つまり、この時点で「お金」という存在は物々交換をスムーズにするためのアイテムの一つに過ぎなかったのです。
「お金」自体に価値はないので、お金を貯めるという考えはありませんでした。
お金=信頼・人脈
このシステムを機に「お金」とは物々交換をするためのツールであり、それと同時に「お金」を持つことによって人と人を繋ぐ一種のコミュニケーションツールにもなりました。
「お金」を持つことで知らない人からも信頼を得ることで物々交換ができ、「お金」を通して全く知らない同士を繋ぐアイテムにもなりました。
それは昔の話ではなく、現代においても同じことが言えます。
「お金」を持っていることで知らない初めての店に行ったとしても信頼されて、そこからコミュニケーションをして人との繋がりも生まれます。
ちょっとノウリがメキシコに行った時の話をしましょう。
メキシコのある露店で雑貨を買おうといくらかを尋ねました。金額を聞いたところ、他の露店よりちょっと高かったので、断ろうとしました。
しかし、露店のお兄さんが「俺たちアミーゴだから安くするよ!」と言って、他の露店よりも安くしてくれました。正直、もっと交渉すれば安くなりそうだったのですが、このコミュニケーションでいい人だなと思ったのでその値段で購入しました。
この時一瞬ですが、楽しい時間を過ごせたし、一瞬アミーゴになりました笑。
ちなみに、アミーゴは友人って意味です。
お金が全てではない、お金はあくまでも他のモノを得るためのツール
現代は、お金第一主義だと考える人やお金の為なら何でもとか、お金を稼ぐのが生きがいの考えがありますが、ツールを集めただけで満足したり、お金以外を大切にしないと「お金」が機能しなくなった時に自分に残るのは何もない状態になります。
昔の人もこんなことに使うために「お金」のシステムを考えたわけじゃないはずです。人との繋がりを強くし、大きくするためにこのシステムを考えたはずです。
ここまで書いて、何だか本のプロローグみたいになってしまいましたが、小話はそろそろ以上となります。ここまでの話はお金を稼ぐことが“悪”だとは一切言っていません。
あくまでも「お金」は人脈を広げるなどの次の手段のツールであることをご理解してもらえれば幸いです。
「お金のはなし」おすすめの本を紹介
前置きが長くなってしまいましたが、ノウリのお金に関するおすすめの書籍を5冊紹介します。
タックスヘイヴン
本書の内容
東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1,000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ…。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは?
いきなり小説なのですが、これは物語を楽しみながら金融についても理解できる一書になっています。基本小説を全く読まない自分が初めて読んで良かったと思えた良書です。
2つの物語が同時進行で進んでいき、途中から金融が絡んで交わっていくストーリーになっています。
ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ
本書の内容
現在88歳のバフェットにも、駆け出し時代があった。バフェットが、最初の1億ドルを作るまでの20の投資案件に注目。彼の資産形成や投資哲学に最も大きな影響を与えたとされる事例を紐解きながら、賢い投資家になるためのヒントや教訓を学ぶ。若きバフェットに学ぶ投資の考え方。
投資の神様と言えばウォーレン・バフェットと言われる、彼のお金に対する考え方が書かれた書籍です。現在彼は、投資家であり、時価総額ランキングのトップ圏内に入るバークシャー・ハサウェイを経営する実業家でもあります。
幼少期の彼のお金に対する考え方は、現在の大人たちがこぞってやっているそのものです。
金融の世界史
本書の内容
シュメール人が発明した文字は貸借記録の必要に迫られたものだった。ルネサンス期に生まれた銀行・保険業と大航海時代は自由な金融市場をもたらし、国家間の戦争は株式・債券の基を創った。そして今日、進化したはずの国際市場では相変らずデフレ・インフレ・バブルが繰り返される…人間の営みとしての「金融」を通史として俯瞰する試み。
世界史なので、日本のみならず全世界規模の金融の歴史で、投資家や金融機関で働くのであれば知っておきたい内容です。良書ではあるのですが、初心者向けではなく少し難しいかもしれません。
ただ、「お金」とはこんな風に動き、トライ&エラーを繰り返して現在の形があるのだと考えさせられる一冊です。
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
本書の内容
世界では、このように学校の授業の中=カリキュラムの中で「お金」について学んでいるところが多い中、日本ではそうした「マネーリテラシー」を身につけるための授業を受ける機会がほとんどありません。「一生モノのお金の基礎知識」(いかに稼ぎ、貯め、増やすのか)は、日本以外の海外では、学生時代に叩き込まれる「基礎教養」なのです。そんな中で本書では、アメリカの高校生が学んでいる教養として必ず身につけるべき、「世界標準のお金との付き合い方の基礎知識の教科書(稼ぎ方、貯め方、増やし方)」をひもといています。
一番最初に紹介した書籍の作者の推薦でもある本です。
ここまで、タックスヘイブンだったり歴史だったり投資だったりの方面からのお金のはなしでしたが、こちらは教科書なので初心者にはおすすめの一冊です。
インベスターZ
本書の内容
お金って何だ?創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3,000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
最後は漫画の紹介になります。
こちらは、投資家となった後に読んだ本ですが、非常に初心者でも分かりやすい内容になっているので、もっと早く出会いたかったですね。“お金の本質とは何か”を問うような内容になっています。
漫画なので、文字だけの本に抵抗のある方ならこちらを最初に読むと良いですね。
余談:まとめて安く読める方法
先程おすすめした本を月額1,000円未満で何冊でも好きなだけ読める方法を紹介します。
ちなみに、期間限定で無料となっており、期間限定以内に解約すれば料金は一切かかりませんので、継続して本を読む場合だけ続けることができます。
Kindleunlimited
月額980円で小説や実用書などが読み放題です。漫画もあります。
小説や実用書を1冊買って読むと、平均して2,000~3,000円はするので、1ヵ月1冊読むとしてもおつりがきますね。
今ならお試しで30日間無料になっています。
ブック放題
月額550円で漫画30,000冊以上・雑誌350誌以上が読み放題です。
紹介した「インベスターZ」は全21冊ありますので、こちらで読めばお得ですね。
こちらも、今ならお試しで1ヵ月無料になっています。