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※ Last Updated:07/13/2020

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【心理戦】Amazon詐欺!フィッシングメールを見破るための心理術

–日々進化し巧妙化する未来の詐欺を全て見破る方法–

【心理戦】Amazon詐欺!フィッシングメールを見破るための心理術

   

Butterfly Worldのノウリです。

   

今回、この記事を書く流れになったのは、実際に偽Amazonからフィッシングメールが来たからです。

   

実際の偽Amazonからのフィッシングメール

実際の偽Amazonからのフィッシングメール

   

実はこれ、よく見てみれば分かりますが、自分は秒で偽物だと見破りました。

ただ、その後に偽Amazonからのメールをいろいろ調べてみると、様々なパターンがあり、まだこのメールは詐欺レベルが低いものでした。

   

そして、中には詐欺レベルが低いものでも焦りから引っかかってしまうケースもありました。

この手のものは日々形を変えて詐欺が横行しているので、現在までいたちごっこです。

   

Amazonにとっても、自分たち消費者にとっても良いことはないので、今後こういったメールに引っかかる人をなくして、フィッシングメール自体を撲滅させるためにこれからのどんなフィッシングメールにも引っかからないようなマインドのあり方を公開します。

   

Agenda

 
・Amazon使用歴とメール受信の絶妙のタイミング

・フィッシングメールの基本典型は‘丁寧’に‘急展開’で‘焦らす’

・“お客様は神様”⇒自分の立場が上であることを忘れるな
 

   

詐欺は心理戦から成立しています。

フィッシングメールに引っかからない考え方や心理術を持つことで、今後どれだけ形を変えたフィッシングメールが来ても引っかからずに落ち着いて対応できるようになります。

   

Amazon使用歴とメール受信の絶妙のタイミング

Amazon使用歴とメール受信の絶妙のタイミング

   

自分はこんな感じでそこそこAmazonにお世話になっています。

   

主に本を買ったり…、

>>【保存版】金融がわかる書籍からお金のはなしをしよう

   

ITグッズを買ったり…、

>>ノマドワーカーや外回りビジネスマンを促進させる快適グッズたち【優秀すぎて泣けます】

   

食品を買ったりしています。

>>【事実】本当はあまり教えたくない!ダイエット中も平気で食べれるお菓子たち

   

当然、AmazonユーザーでなければAmazonからのフィッシングメールには引っかからないと思いますが、一番引っかかりやすいのがあまりショッピングでAmazonを利用しないけどたまに利用するといったタイプです。

   

そう、忘れたころに…というやつです。

   

あいまいな記憶と思考の停止が詐欺のポイント

   

例えば、3ヵ月に1回Amazonでショッピングをしていたとします。

そこで、最後の買い物から3ヵ月経ってからAmazonからメールが来たとします。

   

その時、たいていのユーザーは「ああ…そういえば前にAmazonで買い物をしたな…。あれから何ヵ月か経過してるから、その間に何か変更点とかあったのだろうな…」とこんな感じでメールを受け入れてしまいます。

   

驚くことに、「確か…」とか「そういえば…」記憶があいまいなことにも関わらず、すんなり受け入れます。

   

何故でしょう?

   

答えは簡単で、人間はそもそも不確かなことを考えるのが苦痛だからです。

一部例外もいますが、ほとんどの人間は考える苦痛から逃れるために思考を停止し、メールを受け入れることで早く終わらせようとします。

   

フィッシングメールの基本典型は‘丁寧’に‘急展開’で‘焦らす’

フィッシングメールの基本典型は‘丁寧’に‘急展開’で‘焦らす’

   

先程のメールを思い出してください。

   

実際の偽Amazonからのフィッシングメール

実際の偽Amazonからのフィッシングメール

   

急展開ではありますが、丁寧な文章で書かれています。

そして、「アカウントが無効になっている」という‘焦らしワード’が入っています。

   

‘焦らしワード’レベル低~レベル高まで

   

自分に来たメールは「アカウントが無効になっています」ですが、もっと強力な焦らしワードもあります。

   

注意すべきフィッシングメール‘焦らしワード’

 
1. お支払情報を変更して下さい。…確認できない場合はお客様の会員資格を失効させていただきます。

2. アカウントの有効期限が切れており、24時間以内に失効しますので更新して下さい。

3. 自動更新設定をセキュリティ上の問題で解除しました。継続して利用される場合は72時間以内に「会員資格を継続する」をクリックして下さい。
 

   

共通しているのが、対応しないと会員でなくなる今まで通り使えなくなるということです。

しかも、時間制限が設けられます。24時間や72時間などの1日~3日以内の対応を求めてきます。

   

メールの最後に書かれる‘丁寧’な信用の最高材料

   

偽Amazonを侮ることなかれ、メールの最後に非常に丁寧な注意事項まで書かれています。

   

 
お知らせ:

・パスワードは誰にも教えないでください。

・個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。

・オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
 

   

ご丁寧にパスワードのアドバイスまで付いてきます。本当に本物のAmazonからのメールみたいですね…。

   

“お客様は神様”⇒自分の立場が上であることを忘れるな

“お客様は神様”⇒自分の立場が上であることを忘れるな

   

ちょっと傲慢な言い方かもしれませんが、フィッシングメールに引っかからないためのマインドのあり方はタイトル通りになります。

   

念のためですが、例えばケーキ屋に行って、いつも利用しているのにお目当てのケーキが無かった。

「いつも利用してやってるのに何で用意してないんだよ」

決してこういうのじゃありません。

   

ケーキ屋のケースは、ケーキ屋は正しい販売をしているのに、“お客様は神様”を振りかざして強引な要求をしているので、これはただのクレーマーですね。

   

ただし、詐欺をしようとしているフィッシングメールに対しては“お客様は神様”マインドが実は有効なのです。

   

偽物からのメールは丁寧に見えて相手の自由を奪っている

   

まず、自分が偽Amazonからのメールが来て、フィッシングメールだと見破る前に思ったことを書きます。

   

偽Amazonからのメールを開封して思ったこと

 
・何勝手にアカウントを無効にしてんの?

・URL勝手に貼ってきて、この忙しい中こっちが対応すんの?

・こっちに手間を掛けさせることに対しての謝罪は無いん?

・勝手に話進めてるけど、一時的じゃなくて無効にしたいなら永遠に無効にすれば。
 

   

超傲慢と思ったかもしれませんが、まず「ご丁寧にメールで連絡してきてくれてありがとう」とは微塵も思っていません。

むしろ、「この忙しい中、面倒なメールを送ってくるなよ」と思いました。

   

そして、さらに言えば、これをきっかけにアカウントを永久に無効にするのであれば、どうぞして下さって構いません。

だって、買い物できるところは他にもたくさんありますから。

たとえ使い勝手が良くても、こんな一方的に無効にするような企業ではもう買い物しません。

   

良く考えてみてください。

偽Amazonからのメールは表面上かなり丁寧ですが、勝手に時間制限をし、対応をするように迫ってきています。

   

本物の優良企業はお客様に手間を掛けさせることは決してしない

   

偽Amazonからのメール、多くの人は「教えてくれてありがとう!」「時間制限があるから急いで対応しなきゃ!」と思いますが、本物ならこんなにお客様を忙しくさせるようなことはまずしません。

ついでに言えば、本物のAmazonはいちいち何かあるたびに連絡してきません。内部で解決します。そんなに無能じゃありません。

   

また、「アカウントを一時的に無効」⇒「アカウントを有効にしない限りは利用できない」になりますが、果たして本物のAmazonが購入率が下がるような手段を取るでしょうか。

   

ユーザー側ではなく、サービスを展開するAmazon側の視点で考えると、このやり方はユーザーの購入率を下げてしまうのでやりませんよね。

このように、相手の立場になって考えてみるといろいろと見えてきます。

   

一つのサイトに固執しない

   

偽Amazonからのメールが来て、多くの人は「早く対応しないとAmazonに嫌われて使えなくなってしまう!」と思っていませんか。

   

これこそ一番危険な考えです。

   

そもそも、現代でネットショッピングサイトは星の数ほどありますよね。

確かに、Amazonのサービスは素晴らしいし、低価格のものも他に比べて多いです。

ですが、いくらいろいろなサービスを展開し、低価格だったとしても、あのようなメールを送ってくる企業にお金を払いたいと思いますか?

   

自分は思いません。他のショッピングサイトに移ります。

   

Amazonは低価格ですが、低価格と言っても多少違うだけで5倍も10倍も違うわけではありません。この辺は法律でも取り締まっています。であれば、あのようなメールを本当に送ってきたら面倒くさいし、利用を止めるユーザーが増えますよね。

   

このあたりは本物のAmazonも想定済みでしょう。

Amazonもユーザーがいてこそ成り立っているのですから、面倒くさいメールを送ってユーザーを減らしたくない訳です。

   

なので、Amazonに固執せずに、Amazonユーザーだけど使えなくなったら他で買えばいいやぐらいのマインドでいることが偽Amazonからのフィッシングメールを普通にスルーできます。

企業とユーザーの関係性なんて少々ドライなくらいがちょうど良いです。持ちつ持たれつのような。

   

いずれにしても、本物のAmazonはあんなメールは送って来ないので、勝手に時間を取るな&別に使えなくなってもいいマインドで、この類のメールは全てスルーしましょう。

仮の仮に本当にメールを無視して使えなくなっても、その後にこっちのタイミングでAmazonに連絡をすればOKです。